更新日:2010年07月23日
桜坂劇場 問合せ:098-860-9555
2008年/韓国/107分/35mm/シネスコ/ドルビーSRD/カラー
監 督 :キム・テギュン
出 演 :チャ・インピョ/シン・ミョンチョル/ソ・ヨンファ/チョン・インギ
▲予告編
中国との国境に近い北朝鮮の炭鉱の村で、親子三人で暮らすヨンス。肺結核にかかった妻のため、薬を求めて命がけで中国へ渡る。やっとの思いで仕事についたヨンスだったが、脱北が発覚し、追われる身となってしまう。そして、妻はヨンスの帰国を待たずして息絶え、一人残された11歳の息子ジュニは、父との再会を信じ、国境の川を目指す。
「オオカミの誘惑」「百万長者の初恋」など若者事情を映画化してきたキム・テギュン監督が脱北問題に挑んだ本作。脱北者の取材を重ねてのぞんだ映像は、リアリティあふれるものになっている。我々がテレビニュースなどでは知りえない北朝鮮の現実がそこにはある。脅威と感じている国にも普通の人々の暮らしがあること、目と鼻の先にある国で助けを求めている人々がいるということをぜひ肌で感じてほしい。そして、祖国に帰る日を待っている拉致被害者のことを考えずにはいられません。(卯)