更新日:2010年10月02日
桜坂劇場 問合せ:098-860-9555
2008年/韓国/130分/35mm/ビスタ/ドルビーSRD/カラー/R15+
監 督 :ヤン・イクチュン
出 演 :ヤン・イクチュン/キム・コッピ/イ・ファン
▲予告編
ひと気の無い道をぶっきらぼうに歩く男・サンフン。不機嫌そうに唾を吐いたら、女子高生・ヨニの胸元に飛んだ。見るからに悪そうなサンフンに、全く動じず、強気で咎めるヨニ。サンフンは反射的にヨニを拳で殴り、気絶させでしまった。 目覚めたヨニの横には、気絶させた張本人、サンフンが、困った顔をして座っていた。多くを語らず、汚いことばで罵りあいながらも、距離を近づけていく二人。胸を激しく揺さぶる物語の始まりです。
生きるためにヤクザをしている男。不良の弟と働かない父親を抱える強気な少女。二人が出逢って感じたのは、生まれて初めての恋と、自らの抱えている闇。感情に振り回されていては生きていけない、劣悪な生活環境を抱えながら、二人でいるときだけ、人間らしい感情を持っていられる。何故自分が生きているのか。何の為に生きるのか。人生に選択肢などなかった二人に、「お互いのために生きる」という道が開けていく。
「自分は家族との間に問題を抱えてきた。このもどかしさを抱いたままでは、この先生きていけないと思った。すべてを吐き出したかった」。脚本を書き、自分で資金を集め、製作にこぎつけた監督。自身の感情のありったけを注ぎ込んだ主人公サンフンを演じるのは、もちろん自分だ。
観賞後のどうにもたまらない気分は、監督の思いが、スクリーンを越えて観た人の心に浸透してくるせいだろう。今年公開の作品の中で、ナンバー1間違いなし。自身を持ってお届けするヤバイ映画の登場です。
製作・監督・脚本・編集・主演【サンフン役】 1975年生まれ。商業高校を卒業し、数々の職を経験した後、21歳で兵役に就く。除隊後、演劇を学び、その後、アクターズ21アカデミー(演劇俳優によって設立された学院)を経て、映画の道に進む。