更新日:2011年12月30日
桜坂劇場 問合せ:098-860-9555
2007年/ポーランド/104分/モノクロ
監 督 :ドロタ・ケンジェジャフスカ
出 演 :ダヌタ・シャフラルスカ/クシシュトフ・グロビシュ
▲予告編
緑に囲まれた木造の古い屋敷で愛犬と静かに暮らす一人の女性アニェラ、91歳。夫は他界し、息子も結婚して家を出ていた。アニェラはさほど長くはない自らの余生と彼女が愛する家をどうするか考えていた。その家で彼女が体験した忘れることのできない甘美な思い出の数々と、いろいろなことが思い通りにはいかずに歯がゆい現実、息子の家族に同居を拒否された寂しさに、健康への不安…。やがて下す人生最後の決断。彼女がただひとつだけ遺そうとしたものとは…。美しいモノクロームの映像と、世界現役最高齢の名女優が魅せる奇跡の演技で詩的に描き出す、ある女性の人生最後の日々。
ドロタ監督と撮影のアルトゥル・ラインハルトは夫婦で作品作りを続けている。本作主演のダヌタにドロタ監督が初めて出会ったのが20年前、彼女の主演映画を作ると約束し、土の中でじっと春を待つ種のような年月を経て完成された。モノクロでありながら多彩で光溢れる映像と撮影時91歳のダヌタの魅力が生き生きと描かれている。影の主役とも噂される愛犬フィラデルフィアの名演技にも注目。(木)