更新日:2012年02月04日
桜坂劇場 問合せ:098-860-9555
1971年/イタリア・フランス/131分/シネスコ/モノラル/カラー
監 督 :ルキーノ・ヴィスコンティ
出 演 :ダーク・ボガード/ビョルン・アンドレセン/シルヴィーナ・ヴァンガード
▲予告編
40年前に製作された巨匠ヴィスコンティの名作がニュープリント版となりスクリーンに映し出される。その屈指の完成度と音楽と映像の融合はヴィスコンティの世界へと観る者を誘う。そして、何よりも心待ちでならないのがまるでギリシャ彫刻を想わせるような美少年・タジオ(ビョルン・アンドレセン)の存在。作品の主人公である作曲家のアシェンバッハも、ベニス滞在でのホテルで出会ったポーランド人の美少年タジオの美しさに一瞬で心を奪われてしまう。アシェンバッハの苦悩と恍惚は、観ている私たちの心にも静かに沁み込んで来る。2時間と少し、どうぞ耽美な世界に浸ってください。
ヴィスコンティ自らヨーロッパ中を旅して発見したスウェーデン人の新人、それがタジオ役の当時15歳ビョルン・アンドレセンだ。金髪碧眼のまさに完璧なまでの美しさは今も伝説として語り継がれている。また、主題曲として使用されたマーラー交響曲第5番アダージェット。マーラーはこの作品公開後に世界的ブームとなり、没後100年を迎えてもなおその人気は衰えることがない。